外壁リフォーム

たまには住宅の外壁塗装でリフレッシュしてみましょう。

何年か同じ建物に暮らしていると住宅が経年劣化していくこともありますし、気分転換も兼ねて外壁塗装をして新鮮な気分を味わいたくなります。 何年も同じ色の壁でも生活するうえでは困りませんが、住宅の雰囲気を変化させれば心もウキウキになり晩御飯もおいしくいただけます。 その数時間後には就寝前の歯磨きをして、ピッカピカの家の外観に思いを馳せてグッスリ眠りにつくことが毎晩の日課になれるでしょう。 ですが頭に理想を描いて外壁塗装をしても思っていた通りに実現するとは限らず、予想を裏切られる結果に心が沈んでしまうこともあります。 こんな色にしよう、という目論見とは違った仕上がりになってしまった人の話もよく聞きますし、なかなか上手くいかないようです。 打ち合わせで施工業者に見せてもらったカラーサンプルと同じ色のはずなのに、実際に完成してみたら印象がかなり違うものになることは 大きな住宅ではありがちなようで、あまり単純に考えていると痛い目にあうでしょう。 これは業者の手配ミスで起こることではなく、本当にサンプルと同じカラーで塗装された場合でもそうした印象を受ける依頼者が本当に多いのです。 その原因は屋内で照明の光を受けている状態のカラーサンプルと太陽の光を受けている状態では違った色に感じられる、ということもありますし、 周囲の景観によって印象がかわってしまう、というのもありますし、今日は天気が良くないからあまり色鮮やかに見えなかった、というのもありますでしょうが、 とにかく小さなカラーサンプルを打ち合わせのテーブルの上で見るのと実際に外壁塗装された大きな実物を青空の下で見るのとでは、印象は大きく違ってくるのです。

外壁塗装はバランスがポイント

また実物は外壁の様子だけではなく屋根やサッシ、ドアなどとのバランスによって受ける印象も変化しますし、 少し離れて観察すればお隣の建物との調和も重要になることに気がつくでしょう。 なのでサンプルのカラーだけを見て「これいいね、決定しちゃおうよ」と安易に指定するのではなく、周囲の風景に溶け込むかどうかも考えなければなりません。 強烈で眩しいほどの真紅に外壁塗装をすることは一般的な住宅街ではあまり行われませんし町並みからも浮いてしまうので避けるべきことですが、 もしそこら一帯が赤くて南側も東側も西側も北側も真紅の建物ばかりなら、同じように真っ赤に塗装した方が街並み作りとしては正解になるでしょう。 このように外壁塗装をして住宅をリフォームする場合は、どんな色にするかは単純に好きな色を選択しればよいわけではありません。 そしてカラーサンプルだけを見て参考にしてもいけません。 こうしたことを知らずに色を決めてしまったばかりに「狙っていたイメージとはかけ離れた壁になっちゃったな。 もう一回やりなおすのはお金もかかるし我慢して数年間過ごすか、気が進まないけど」と冴えない表情でしばらくの間過ごす家主は日本全国に何人もいらっしゃるようです。 毎月壁を塗りなおすのならちょっとだけ耐えればいいですが、外壁塗装は一度行ったら5年近くそのままで過ごすご家庭がほとんどです。 費用もかかるので色が気に入らなかった、位の理由で再度やり直しをすることは家計に大ダメージを与えるので、 よほど問題のある出来栄えでない限りは奥さんもゴーサインを出してはくれないでしょう。 塗りが趣味だから自力で塗装するぞ、という旦那さんでも、ペンキ代のことを計算するとそう頻繁に塗れるものでもありません。 狭い面積なら不可能ではなさそうですが、住宅の印象を大きく変えるほどの面積を塗装するには塗料もそれなりの量が必要になります。 なので劣化による理由以外で外壁塗装をしなくても済むよう、そして満足のいく出来になるように適切な色を選ぶように注意しましょう。 特に初めての方は先輩や後輩にアドバイスをもらいながらが安心です。